東京, 2月16日, /AJMEDIA/
トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会は15日、製造系の121組合が2023年春闘の要求を提出したと発表した。トヨタ自動車労働組合を除いた賃上げ要求額の平均は、過去20年間で最高の1万2751円(前年6170円)。物価上昇への対応や賃金格差の是正に向け、全組合が要求額を増やした。
トヨタ労組は平均賃上げ要求額を公表していないため、算出対象に含まれていない。
賃金の底上げに当たるベースアップ(ベア)や処遇の引き上げなどを含む「改善分」については、18年以来5年ぶりにすべての組合が求めた。
年間一時金は、全トヨタ労連が基準とする「5カ月以上」を9割近い組合が要求。平均要求月数は、5.07カ月(前年5.08カ月)だった。
全トヨタ労連の吉清一博事務局長は記者会見で「企業の魅力を上げる要求に取り組み、社会全体に大きく波及していきたい」と語った。