東京, 3月10日, /AJMEDIA/
新型コロナウイルスの水際対策で、政府が1日当たりの入国者数の上限を4月から1万人に拡大する案を検討していることが分かった。14日に7000人とする上限をさらに引き上げることで、外国人留学生を5月中に全員入国させるとともに、技能実習生の入国も加速することを目指す。複数の政府関係者が9日、明らかにした。
政府は今月1日、外国人入国の原則停止を柱とする厳格な水際対策を大幅に緩和。観光目的以外の入国を認めるとともに、1日の入国者数の上限を3500人から5000人に引き上げた。週明けの14日には入国枠を7000人に拡大する。
これに関し、首相官邸の関係者は「水際対策はもう一段、緩和する」と明言。別の政府関係者は「上限を4月に1万人にするとの案が出ている」と述べた。政府は空港の検疫能力や全国の感染状況を見極め、今月下旬にも最終判断する。