東京, 7月22日, /AJMEDIA/
男子やり投げで2012年ロンドン五輪代表のディーンが、初の世界選手権で決勝に進んだ。79メートル台が2度続いて予選突破が微妙な状況から、3投目で上半身の動きを修正。今季自己最高の82メートル34をマークした。「やっとここに戻ってきて勝負できた」。勝負強さを示し、その表情は充実感に満ちていた。
ロンドン五輪の後は故障を繰り返し、「悔しい思いをしながら、気付いたら10年がたっていた」。近年はフィンランドに練習拠点を置き、レベルの高い環境で鍛錬。10年ぶりの主要国際大会も「久しぶりの感じがしなくて、知っているメンバーがほとんど」という雰囲気の中で臨んでいる。
復活を遂げた30歳のベテランは自信を取り戻し、大舞台を楽しんでいる。「決勝はまたレベルが上がってくる。今シーズン一番の動きをして、できるだけいい順位をつけたい」と意気込みを新たにした。