東京, 10月20日, /AJMEDIA/
快進撃を続けていた20歳の伊藤は準決勝で風に苦しんだ。持ち味のスライスやロブショットが強風の影響を受けて思うように決まらず、相手の強打に屈した。隅を突いたショットがアウトになる場面もあり、ストレートで敗戦。「私は外的要因にかなり弱い」と振り返りつつ、「自分なりに考えて、ゲームを取れた」と前向きに捉えていた。
ツアー本戦初出場ながら、1回戦で全豪オープン優勝経験のある実力者を破るなど健闘。力感なく多彩なショットを打ち分けるプレーで観衆を沸かせた。「レベルの高い人と試合を続けることは大変。でも、できるという自信につながった」と手応えを得た様子だった。