東京, 2月8日, /AJMEDIA/
ロシアのプーチン大統領とフランスのマクロン大統領は7日、ウクライナ問題をめぐりモスクワで会談した後、共同で記者会見し、プーチン氏は米欧との間で妥協点を見いだすため「あらゆることを行う」と述べた。マクロン氏は、ロシアが求めてきた「安全の保証」について「協力して具体的に築ける」と強調した。緊張緩和に向けぎりぎりのやりとりが行われたもようだ。
プーチン氏は、ウクライナ問題でマクロン氏から提案があったと述べた上で「今後の共同措置の基礎とすることは十分可能だ」と語った。提案の詳細は明らかにされていないが、マクロン氏の8日のウクライナ訪問後に両首脳は再び電話会談し、内容を詰めることで一致した。
プーチン氏は、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟し、ロシアが実効支配するクリミア半島を奪還しようとすれば「欧州諸国は自動的にロシアとの軍事衝突に引き込まれる」と警告。「勝者はいない」と述べ、こうした事態は望まないと強調した。