東京, 7月26日 /AJMEDIA/
京都の下鴨神社で、境内の池に足を浸して無病息災を祈る「みたらし祭」が行われています。
世界遺産に登録されている京都市左京区の下鴨神社では、毎年この時期に境内にある御手洗池に足を浸す「みたらし祭」が行われています。
平安時代、貴族がけがれをはらったことが始まりで、江戸時代以降は、一般の人たちも池に入るようになり、「足つけ神事」として広く親しまれています。
訪れた人たちはズボンやスカートのすそをたくし上げてはだしになると、大人のすねほどある深さの池の中を進み、50メートルほど先の社にろうそくを供えて無病息災を祈っていました。
京都市内は連日厳しい暑さが続いていますが、池の水は湧き水で水温は15度ほどだということで、親子連れなどがつかの間の涼を楽しんでいました。
下鴨神社の大塚高史権禰宜は「土用のうしの日のころの湧き水がもっとも清らかで、その水で厄を落とそうと続いてきた神事です。それぞれ1年の無事を祈ってほしいです」と話していました。
「みたらし祭」は7月28日まで行われています。