久保、過酷だった1年 好発進も失速―スペイン・サッカー

東京, 6月13日 /AJMEDIA/

サッカー日本代表MF久保建英がスペイン1部リーグ、レアル・ソシエダードでの2年目のシーズンを終えた。尻上がりに調子を上げた昨季とは対照的に、今季は後半戦で失速。チーム内で存在感を増す一方、過密日程でコンディションを保ち続ける難しさを痛感する1年となった。

 大黒柱の元スペイン代表シルバがけがで引退した影響もあり、今季は開幕から重責を担った。序盤戦はほぼ全試合で先発し、かつてないペースでゴールとアシストを量産。目標に掲げた「ゴールとアシストで計20得点」も実現可能かと思わせる活躍だった。

 だが初挑戦の欧州チャンピオンズリーグ(CL)を並行して戦い、長距離移動を伴う日本代表の活動もこなした。負担は並大抵のものではなかった。「充実8、疲労2ぐらい」と感じていても、体は正直だ。過去数年と比べて筋肉に張りや痛みが生じる頻度が増し、100%の状態ではないままプレーすることが常態化していた。

 試合が始まれば、複数人でドリブル突破を警戒されても、自身がおとりとなって周囲を生かしてチャンスをつくり出すなど、常に工夫してプレー。それでも、チームが調子を落としたシーズン終盤は苦しんだ。

 CLでは1次リーグ首位突破を果たし、国王杯は準決勝まで勝ち進んだものの、国内リーグでチームは6位、自身も7得点4アシストと昨季の成績を下回った。過酷なシーズンを戦い抜き、「自分の100%を常に出せるように、連戦のペース配分を大事にし、小さなけがをなくす」。来季への課題を挙げた。

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