中国 習主席 EU首脳らと会談 経済分野で協力深めたい考え強調

東京, 12月08日, /AJMEDIA/

中国の習近平国家主席はEU=ヨーロッパ連合のミシェル大統領やフォンデアライエン委員長と7日、北京で会談し「中国とヨーロッパの経済は高度に相互補完の関係にある」と述べ、経済分野での協力を深めたい考えを強調しました。

中国外務省によりますと、この中で習近平国家主席は巨大経済圏構想「一帯一路」について「EUと引き続き共同建設を推進したい」と強調しました。

そのうえで「制度や意見の隔たりを理由に相手をライバル視し、対抗すべきでない。中国とヨーロッパの経済は高度に相互補完の関係にある」と述べ、経済分野での協力を深めたい考えを強調しました。

これに対し、EUのフォンデアライエン委員長は「中国はもっとも重要な貿易上のパートナーだが、明らかに不均衡や相違点がある」と述べ、対中貿易赤字の拡大による貿易不均衡が課題だという認識を示しました。

EUは中国との経済関係を維持しつつ依存のリスクを減らしていく「デリスキング」を掲げています。

また、「一帯一路」をめぐっては、イタリアが離脱することを正式に中国側に伝えたほか、中国製のEV=電気自動車については、補助金で価格が抑えられているとしてEUが調査を進めるなど、ヨーロッパの中国に対する警戒感は強まっています。

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