東京, 01月16 /AJMEDIA/
中国の李強首相はスイスで開かれている世界の政財界のリーダーが集まる通称「ダボス会議」で演説し、中国の去年の経済成長率がプラス5.2%前後になり、プラス5%前後とした政府の目標を達成するという見通しを明らかにしました。
中国の李強首相は、16日、スイスのダボスで開かれている世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」で演説しました。
この中で李首相は、「中国経済は着実に前進しており、今後も世界経済の発展に弾みをつけることになるだろう」と述べました。
そのうえで、「2023年の中国経済は、概ね回復に向かい、GDP=国内総生産の伸び率は、プラス5.2%前後を見込んでいる」と述べ、プラス5%前後とした政府の目標を達成するという見通しを示しました。
中国では、不動産市場の低迷が長期化していることなどを背景に17日公表される予定の、去年1年間のGDPの結果が注目されていましたが、その前日に首相が見通しを明らかにした形となりました。
また、李首相は、外国企業の間で中国への投資に慎重な見方が広がるなか、今後も市場開放を進めていくことを強調した上で、「中国市場を選ぶことは、リスクではなくチャンスだ」と述べ、投資の拡大を訴えました。