東京, 5月29日, /AJMEDIA/
中国を訪れているバチェレ国連人権高等弁務官は28日、新疆ウイグル自治区の視察など一連の日程を終え、オンラインで記者会見した。バチェレ氏はウイグル問題に絡み、「対テロ政策の見直し」を中国に要求。「恣意(しい)的で無差別な」やり方に懸念を示し、同自治区で行方不明となっている人の情報を家族に提供することも求めた。
バチェレ氏は、2日間の日程で区都ウルムチと西部カシュガルを視察し、高官と会談したほか、「職業訓練施設」を訪れた。同氏は訪中の目的を「調査ではない」と断言。AFP通信によると、訪問が中国当局によって「監視されることはなかった」と語った。国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)と中国政府が今後、定期的に対話を行うことも明らかにした。