東京, 10月05日, /AJMEDIA/
【ワシントン時事】タイ米通商代表部(USTR)代表は4日、中国との閣僚級貿易協議を数日内に再開させ、不公正な経済慣行の是正を求めると表明した。バイデン政権が本格的な対中交渉を行うのは初めてで、「率直な対話」を目指すと強調した。「中国は国家主導の経済制度を強化している」と批判し、国有企業を優遇する中国の産業政策に対して強い懸念を伝える意向を示した。
タイ氏は講演で対中貿易の戦略を発表した。トランプ前政権下で発効した米中貿易交渉「第1段階合意」について「一定の成果」を認めつつ、中国の産業補助金や国有企業改革などの懸案を是正させるには「不十分」と評した。これらの構造問題は、中国の抵抗で棚上げされてきた。