中国で拘束 大手製薬会社の日本人男性社員に金杉大使が初面会

東京, 01月31 /AJMEDIA/

去年、中国の北京でスパイ行為に関わったとして拘束された大手製薬会社の日本人男性社員に30日、金杉憲治大使が先月の着任後初めて面会しました。男性の健康状態に大きな問題はなかったということです。

大手製薬会社、アステラス製薬の50代の日本人男性社員は去年3月、スパイ行為に関わったとして中国の首都・北京で国家安全当局に拘束され、その後、逮捕されました。

男性とはふだんは日本大使館の職員が面会していますが、30日は金杉憲治大使が先月の着任後、初めて面会を行いました。

面会は北京市内の収容施設で午前中、およそ30分間行われ、男性の健康状態に大きな問題はなかったということです。

男性とは前任の垂秀夫大使も、離任前の去年11月に面会しています。

現地の日本大使館は「早期解放を引き続き強く申し入れていく。家族や関係者との連絡などできるかぎりの支援を続けていく」としています。

習近平指導部は、スパイの取締りを強化する姿勢を繰り返し示していて、これまでに日本人を含む多くの外国人が拘束されていますが、どういった行為が問題視されるのか明確には示されておらず、外国企業の間では懸念が強まっています。

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