与野党、安倍氏しのぶ 「遺志継ぐ」「対決何度も」―銃撃1年

東京, 7月09日, /AJMEDIA/

安倍晋三元首相の一周忌を迎え、与野党からは8日、改めてしのぶ声が上がった。安倍氏が生前率いた自民党安倍派の塩谷立会長代理は、東京都内で記者団に「遺志を継いで日本政治を前に進めるという思いを新たにした」と語った。
自民・世耕氏、安倍派新体制「7月中に」

 同派に所属する萩生田光一政調会長は「かけがえのないリーダーだった。さまざまな国難にたじろぐことなく挑んだ姿勢は本当に頼もしかった」と振り返った。世耕弘成参院幹事長は「経済、安全保障政策で安倍氏の遺志を継ぐ方向で物事を進めることができた」と1年を総括した。
 公明党の山口那津男代表は「直面する政権運営の課題や、国際情勢と日本の将来展望を語ってくれた率直な人柄だった」とのコメントを発表した。
 立憲民主党の泉健太代表は「政策的に対決した場面は何度もあったが、周りを笑顔にさせる雰囲気を持っていた」と懐かしんだ。日本維新の会の馬場伸幸代表はコメントで「激変する安全保障環境に備える基盤をつくるなど治績は枚挙にいとまがない」とたたえた。
 共産党の志位和夫委員長は党のホームページで「言論を暴力で封殺する行為を許さない社会をつくるため力を尽くす」と強調。れいわ新選組の山本太郎代表は安倍氏を追悼しつつ、「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に家庭を破壊された者が及んだ犯行だった」と指摘した。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts