上皇后さま 87歳 五輪・パラの思い出ご回想

東京, 10月20日, /AJMEDIA/

上皇后さまは20日、87歳の誕生日を迎えられた。上皇后さまは新型コロナウイルス禍のこの1年、外出を控え、お住まいの仙洞(せんとう)仮御所(東京都港区)で上皇さまと静かにお過ごしに。今夏、約57年ぶりに東京で開催された五輪・パラリンピックに際し、上皇さまとともに前回大会を懐かしく思い返されたという。

上皇后さまは前回東京五輪で、柔道の試合をオランダのベアトリクス王女と観戦したことなどをご回想。名誉総裁を務められた上皇さまとともに、実現に深く携わった前回東京パラを機に国内の障害者スポーツの礎が築かれ、今大会ではパラリンピックが五輪と同等に位置づけられるまでに発展したことを喜ばれている。

仮御所では報道などを通じ、今夏の大雨による被害を気遣う一方、新型コロナの感染状況も注視されてきた。特に医療従事者の苦労に思いを寄せ、今月6日に改修中の旧赤坂御所を訪れた際には、コロナ患者や医療従事者への寄り添いを示す黄緑色の「シトラスリボン」を左胸に着けられていた。

心臓への負荷の指標となるBNP値が高い傾向が続いているが、令和元年の乳がん手術後に現れた左手指のこわばりは少しずつ改善され、最近はピアノを演奏されることもあるという。

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