東京, 10月11日, /AJMEDIA/
イスラエル・パレスチナ情勢をめぐり、上川外務大臣は、UAE=アラブ首長国連邦のアブドラ外相と電話で会談し、事態の沈静化に向けて当事者や関係国に働きかけを続けるなど、連携して取り組むことを確認しました。
上川外務大臣は日本時間の10日夕方、訪問先のベトナムで、UAEのアブドラ外相と電話会談を行いました。
UAEは、アラブ諸国の中でもイスラエルと国交正常化した国の1つで、中東地域で一定の影響力を持っています。
この中で上川大臣はハマスによる攻撃について、「罪のない一般市民が犠牲となっていることに大変心を痛めており、強く非難する」と述べ、人質の一刻も早い解放が重要だと強調しました。
そして両外相は、事態の沈静化に向けて、当事者や関係国、国際機関に働きかけを続けるなど連携して取り組むことを確認しました。
会談のあと上川大臣は記者団に対し、「事態の早期沈静化に向け、中東をはじめとする関係国と会談するなど、あらゆる外交努力を尽くしていく」と述べました。そして、現地の情勢の把握に努め、日本人の安全確保に万全を期す考えを示しました。