東京, 10月17日, /AJMEDIA/
イスラエルによるガザ地区への地上侵攻の可能性が高まる中、上川外務大臣は、サウジアラビアのファイサル外相と電話で会談し、事態の沈静化に連携して取り組むとともに、人道状況の改善に向けて協力していくことを確認しました。
上川外務大臣は、16日夜、アラブの盟主とされ、イスラエルとハマスの双方に自制を呼びかけているサウジアラビアのファイサル外相と電話で会談しました。
この中で上川大臣は「深刻な懸念をもって情勢を注視している。罪のない多くの一般市民が犠牲となっていることに大変心を痛めており、人質が一刻も早く解放されることが重要だ」と述べました。
そして、イスラエルによるガザ地区への地上侵攻の可能性が高まり、人道危機が深刻化していることについて「食料や水、医療などを含む一般市民のための人道支援も連携したい」と呼びかけました。
これに対し、ファイサル外相は「現地の情勢について深刻な懸念を共有する」と応じました。
その上で両外相は、事態の沈静化に連携して取り組むとともに、ガザ地区での人道状況の改善に向けて協力していくことを確認しました。