東京, 01月05日, /AJMEDIA/
ロシアとウクライナとの間で激しい戦闘が続く中、これまでで最大規模の捕虜交換が行われ、それぞれ200人以上の兵士らが帰還しました。アメリカのシンクタンクは「国際法に従って行動することに関心があるという姿勢をロシアが示したかったのではないか」と分析しています。
ウクライナ軍によりますと3日、ウクライナ側には230人が戻り、兵士のほか、民間人6人が含まれているということです。
ゼレンスキー大統領はビデオメッセージを発表し、「捕虜全員の帰還に向けて努力を続けていく」と述べました。
また、ロシア国防省によりますと、ロシア側には兵士248人が帰還したということです。
捕虜の交換交渉はUAE=アラブ首長国連邦の仲介で行われ、一度の捕虜交換としては、おととし2月に軍事侵攻が始まって以降、最大規模となりました。
ロシアとウクライナとの間で激しい戦闘が続く中で、ロシアが捕虜交換に合意した理由について、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、ウクライナ人捕虜に対する虐待報道が出ている中、「ロシアは国際法に従って行動することに関心があるという姿勢を示したかったのではないか」と分析しています。