レッドブルへの適応に苦しんだペレス「長く一緒にいれば、チームとして強くなっていける」

東京, 1月10日, /AJMEDIA/

 2021年にレーシングポイントからレッドブルに移籍したセルジオ・ペレスは、マックス・フェルスタッペンにとってレッドブルでの4人目のチームメイトとなった。当初、彼は非常にアグレッシブなドライビングスタイルを要求することで知られるレッドブルのマシンを使いこなすのに苦労したが、アゼルバイジャンGPでF1通算2勝目を記録した。

 その後、トルコやアメリカ、メキシコで表彰台を獲得したペレスは、最終戦アブダビGPでフェルスタッペンのタイトル争いのライバルであるルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えるという重要な役割を担った。

 ペレスはレッドブルでの初シーズンを振り返り、マシンの哲学が大きく異なっていること、プレシーズンテストが計3日間しか行なわれなかったことにより、すぐに適応することが難しかったと改めて説明した。

「これまで乗ってきたクルマとはまったく異なる哲学を持ったクルマに乗り換えたことを考慮しなければならない」とペレスは言う。

「だから、その面では適応に時間がかかったと思う。でも、そうだね。まったく違うクルマ、まったく違うエンジンだったし、新しいチームで学ぶべきことがたくさんあった。基本的にテストもほとんどなかった」

「最初のレースの前に、1日半のテストを行なった。でも、そのうちの1日はエアロ関係の作業だけだった。だから、最初のレースの前まで何もできていなかったんだ」

「だから、考えなければならないことはたくさんあるけれど、全体として見ればうまくいったシーズンだったと思う。もちろん、もっと上を目指したいと思っていたけれど、まあ、そういうことだ」

「ただ、僕はプッシュし続けなければならない。ポジティブな日もあれば、ネガティブな日もあった。でも、長く一緒にいればいるほど、チームとして強くなっていけるんだ」

 活躍が認められ、レッドブルとの契約を2022年まで延長したペレス。新レギュレーションが導入されるシーズンに向けて、レッドブルは体制を変えずに臨むことができる。

 今季は新レギュレーションに対応するため、シーズン前のテスト日数も3日間から6日間に増加する予定となっている。フリー走行の時間短縮にも苦しんでいたペレスにとっても、これは追い風となるはずだ。

「変に聞こえるだろうけど、時間がないんだ」

 そうペレスは語った。

「テストが限られていたし、フリー走行の時間も限られていたことが影響していると思う。サーキットはそれぞれ違うからね」

「違うクルマに乗り換えたことで、少し難しくなったのかもしれない。僕だけではないんだ。他の優秀なドライバーも、苦労していたのを目の当たりにしている」

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