レアル、したたかに勝利 守護神クルトワが好守連発―サッカー欧州CL

東京, 5月29日, /AJMEDIA/

 試合終了を告げる笛が鳴ると、ベンゼマは誇らしげに両拳を突き上げ、アラバは両手で顔を覆って男泣きした。「これがレアル・マドリードだ、以上」。アンチェロッティ監督は指揮官として最多4度目の欧州CL制覇を成し遂げ、テレビインタビューで誇らしげに言った。
 劣勢の展開を物ともせず、したたかに勝負を制した。前半のシュート数は1―10。終始リバプールの猛攻にさらされながら、GKクルトワの好守によりピンチをしのいだ。
 試合が動いたのは後半14分。ゴール前右からバルベルデが放ったボールにビニシウスが鋭く反応する。右足で押し込み、待望の先制点を獲得。その後も押し込まれる時間が続いたものの、クルトワの驚異的なセーブとDF陣の体を張った守備で最後までゴールを割らせなかった。
 クルトワにとっては、アトレチコ・マドリード(スペイン)の一員としてレアルに敗れた2014年以来の決勝だった。「あすは兄弟の結婚式に行けなくなったので、謝らなければいけない。他に祝うことができたから」。好守の数々でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた守護神は、うれしそうに話した。

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