東京, 11月17日, /AJMEDIA/
2026年のサッカーワールドカップの出場権をかけたアジア2次予選で、日本が対戦したミャンマーでは、おととしのクーデター以降、実権をにぎり続ける軍への反発が強く、サッカーファンからは軍が選んだミャンマー代表に関心はないといった声が聞かれました。
日本とミャンマーが対戦したサッカーワールドカップのアジア2次予選が16日に行われ、ミャンマーでも国営メディアで生中継されました。
自宅でインタビューに応じたサッカーファンの50代の男性は「以前はチケットを購入し、スタジアムに駆けつけてミャンマー代表を応援していたが、おととしのクーデター以降、観戦するのをやめた。もうチームへの関心はなく、今どんな選手が選ばれているのかも知らない」と、クーデターで実権をにぎった軍が選んだ代表チームは、国の代表とは認められないという考えを示しました。
OCHA=国連人道問題調整事務所によりますと、ミャンマーでは10月末から軍による攻撃で市民75人が犠牲となり、20万人以上が家を追われて国内避難民となっているということです。
ミャンマーの人たちにとって、今回の試合は愛国心を高めるものとはならなかったようです。