東京, 11月10日, /AJMEDIA/
自動車メーカーのホンダは、アメリカにある工場の従業員の賃金を来年1月から11%、引き上げると明らかにしました。アメリカでは欧米の自動車メーカー3社が労働組合のストライキを受けて大幅な賃上げで合意していて、日本のメーカーの間でも賃金を引き上げる動きが相次いでいます。
ホンダは10日、アメリカの工場で生産に関わる従業員の賃金を来年1月から11%、引き上げると明らかにしました。
アメリカでは人手不足が続く中、GM=ゼネラル・モーターズやフォード、ヨーロッパのステランティスの大手自動車メーカー3社が、UAW=全米自動車労働組合のストライキのあと、4年半で25%の大幅な賃上げなどで先月、組合側と暫定的な合意に達しています。
ホンダによる賃上げは欧米の自動車メーカーの動きを踏まえ、待遇を改善することで従業員を確保するねらいがあります。
日本の自動車メーカーの間では、トヨタ自動車もアメリカの工場で働く従業員の賃上げを行うなどと現地のメディアが伝えていて、賃金を引き上げる動きが相次いでいます。