ホンダとGM 次世代燃料電池システム量産開始 生産コスト3分の1

東京, 01月26 /AJMEDIA/

自動車メーカーのホンダとアメリカのGM=ゼネラル・モーターズは、ことし日本とアメリカで発売する予定の燃料電池車に搭載する次世代の燃料電池システムの量産を始めたと発表しました。
生産コストを従来の3分の1におさえているのが特徴で、ほかの企業にも販売していく方針です。

ホンダとGMは25日、アメリカ中西部ミシガン州デトロイト近郊にある合弁会社の工場で次世代の燃料電池システムの量産を始めたと発表しました。

新たな燃料電池システムは、材料の見直しなどで生産コストを従来の3分の1まで大幅に削減したほか耐久性も2倍に高め、マイナス30度という寒さが厳しい地域でも稼働できるのが特徴だということです。

ホンダは脱炭素に向けてEV=電気自動車とともに水素事業に力を入れています。

ホンダはこのシステムを搭載したSUV=多目的スポーツ車タイプの燃料電池車を、ことし日本とアメリカで発売する予定です。

また、このシステムを車だけでなく電源装置としてほかの企業にも販売していく方針です。

ホンダとGMの合弁会社の鈴木哲男副社長は「この燃料電池が信頼性があるものだということを理解してもらい、販売を拡大していきたい。需要が増えれば価格も安くなるので多くの燃料電池を早く世の中に普及させたい」と話していました。

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