ホンジュラス前大統領に禁錮45年 麻薬組織と癒着、密輸共謀―NY

東京, 6月27日 /AJMEDIA/

米ニューヨークの連邦地裁は26日、米国へのコカイン密輸を共謀した罪などで有罪評決を受けていた中米ホンジュラスのエルナンデス前大統領(55)に禁錮45年を言い渡した。米メディアが伝えた。

 エルナンデス被告は2004年ごろから、表では政治家として麻薬撲滅を掲げながら、裏で麻薬組織と癒着。南米産コカイン約500トンを米国に密輸したとして、今年3月に有罪を言い渡された。

 検察によると、エルナンデス被告は組織を保護する代わりに賄賂を受け取り、その資金を使ってホンジュラス政界でのし上がった。同被告は「不当な裁判だ」として無実を主張したが、判事は「権力を欲した二枚舌の政治家だ」と糾弾した。

 エルナンデス被告は14~22年に大統領を務めた。退任直後にホンジュラスで逮捕され、その後米国に移送された。

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