ベラルーシに核配備へ ロシア大統領、ルカシェンコ政権と合意―空軍機とミサイル、7月に保管庫

東京, 3月26日, /AJMEDIA/

ロシアのプーチン大統領は、同盟国ベラルーシに戦術核兵器を配備することでルカシェンコ政権と合意したと明らかにした。25日放送の国営テレビのインタビューで語った。ロシアがウクライナ侵攻を続ける中、ゼレンスキー政権の後ろ盾となって軍事支援を強化する西側諸国に対し、対抗手段を明確にした。
ベラルーシは、ポーランドやリトアニアといった北大西洋条約機構(NATO)加盟国とにらみ合う位置にある。プーチン政権は既に、隣接するロシアの飛び地カリーニングラード州にも核兵器搭載可能なミサイルを配備しているとされ、核の威嚇を一段と強めた格好だ。
 プーチン氏が言及した運搬手段はベラルーシ空軍機と地上発射型ミサイルシステム「イスカンデル」。インタビューでは「われわれは既にベラルーシに(戦術核を搭載できる)イスカンデルを引き渡している」と説明した。その上で「4月3日から訓練に入り、7月1日にベラルーシ領に戦術核専用の保管庫が完成する」と予告した。

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