プーチン氏、反乱中にヨット休暇か 「現実把握できず」と警鐘―ロシア

東京, 7月03日, /AJMEDIA/

ロシアの民間軍事会社ワグネルが反乱中の6月24日、プーチン大統領がモスクワから北西部サンクトペテルブルクに飛び、旧友のヨットで休暇を楽しんでいたという見方が浮上した。ロシアの著名ジャーナリストが関係者の話を基に、30日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)のコラムで指摘した。
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 政権に近いこの関係者は「プーチン氏が(危機にもかかわらず)現実を把握できていなかった最も明白な証拠だ」と警鐘を鳴らしたという。
 このジャーナリストは、独立系放送局「ドシチ(雨)」の元編集長で、現政権に関する著作があるミハイル・ズイガリ氏。コラムによれば、プーチン氏は例年通り、出身地サンクトペテルブルクで夏至に合わせて24、25両日に行われたイベントに足を運んだ。河口での「光のショー」を、プーチン氏の「金庫番」と呼ばれる実業家コワリチュク氏所有のヨットから見物したという。
 別のロシアのジャーナリストも29日、ユーチューブ動画で同様の情報を関係者の話として紹介した。
 独立系メディア「アゲンツトボ」が先に伝えたところでは、プーチン氏が使う政府専用機は反乱の続く24日午後、モスクワから北西部に向けて出発。25日未明にモスクワに帰着していた。サンクトペテルブルクに滞在したという見方と日時が符合する。
 プーチン氏を巡っては当初、反乱時に「身の安全」のためにモスクワを脱出したとささやかれていたが、ペスコフ大統領報道官は「クレムリン(大統領府)で執務に当たっている」と説明していた。

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