ブラジルの中国総領事館に男が爆発物投げ入れる けが人なし

東京, 9月19日, /AJMEDIA/

ブラジルで、新型コロナウイルスをめぐって一部の市民の間に中国への反発が根強く残る中、リオデジャネイロにある中国総領事館の敷地内に男が爆発物を投げ入れる事件があり、警察が逃げた男の行方を捜査しています。

ブラジルのリオデジャネイロで、16日夜、男が中国総領事館の敷地内に爆発物を投げ入れる事件がありました。

地元メディアが伝えた防犯カメラの映像には、帽子をかぶってマスクをした男が上着のポケットから爆発物を取り出し、敷地内に投げ入れたあと走って逃げる様子が映っています。爆発物は破裂して建物の一部が壊れる被害が出ましたが、けが人はいませんでした。

リオデジャネイロの中国総領事館は「深刻な暴力行為であり、強く非難する」との声明を出しました。

警察が爆発物を詳しく調べるとともに、逃げた男の行方を捜査しています。

事件の背景などはわかっていませんが、ブラジルでは、ボルソナロ大統領が新型コロナウイルスの発生源や中国製ワクチンの有効性などをめぐって、中国を繰り返し非難した影響で、大統領を支持する一部の市民の間には中国への反発が根強く残っていて、地元メディアからはこうした反発と今回の事件とを関連付ける見方も出ています。

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