ビッグモーター街路樹枯れで謝罪 除草剤の影響「可能性高い」

東京, 7月29日, /AJMEDIA/

中古車販売大手「ビッグモーター」店舗前の街路樹や植え込みが各地で枯れている問題で、同社は28日、調査の結果、複数店舗について過去の清掃活動で使った除草剤などの影響で枯れた可能性が高いとホームページで発表した。同社は近隣住民や自治体などに「大変なご迷惑、ご心配をかけていることを深くおわび申し上げます」と謝罪した。
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 同社は土壌の入れ替えや植樹など原状回復に向けた手続きを行うとし、国土交通省や自治体の調査に全面的に協力して「誠心誠意対応する」とした。
 街路樹の枯死や損傷は28日も各地で判明。国交省は28日、国管理の国道沿いの111店舗中10店舗で街路樹が枯れていたことを確認した。今後土壌成分を分析し、除草剤がまかれたことが確認されれば、警察への被害届の提出や損害賠償請求を行うことも検討する。
 さいたま市は同日、浦和美園店(同市)の店長が市の聞き取りに「月1、2回除草剤をまいていた」と答えたことを明らかにした。同店は、市の委託業者が2022年5月のパトロールで街路樹が3本枯れているのを見つけ、市が伐採していた。清水勇人市長は記者会見で「街路樹は公共物。勝手に除草剤をまいて枯れる結果になるのは非常に驚いているし、問題がある」と指摘。「土壌調査の結果を踏まえ厳正に対応したい」と話した。
 東京都でも都道沿いの8店舗で木が枯れるなどし、小池百合子知事は記者会見で「言語道断だ。許されるものではない」と述べた。

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