パリ市長、仏大統領選出馬表明 マクロン氏の対抗馬なるか

東京, 9月13日, /AJMEDIA/

【フレジュス(仏)時事】パリのアンヌ・イダルゴ市長(62)は12日、来年のフランス大統領選に左派の社会党候補として出馬すると表明した。訪問先の北部ルーアンで明らかにした。高い知名度を持つイダルゴ氏が同党以外の左派勢力の支持を取りまとめられれば、マクロン大統領にとって強力な対抗馬となる可能性がある。

 イダルゴ氏は演説で「私たちの希望を現実にするために、仏大統領選の候補になることを決めた」と表明。化石燃料から再生可能エネルギーへ移行する「脱炭素5カ年計画」構想を公約に掲げた。

 仏メディアによると、来年の大統領選では2017年の前回と同様、マクロン氏と極右政党「国民連合(RN)」のルペン党首が決選投票に進むとみられている。6日付の仏紙フィガロが報じた世論調査では、第1回投票でのマクロン氏とルペン氏の得票率は24%程度の見込み。イダルゴ氏は7~9%にとどまった。

 イダルゴ氏は14年、史上初の女性パリ市長に就任。自動車用道路や駐車場を狭めて自転車専用道路を拡張し、環境政策に尽力してきた。ただ、渋滞の増加などでパリ市民の評価は割れている。イダルゴ氏の外交や経済政策の手腕も未知数だ。

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