パナHD、過去最高益へ 米国の補助金効果で―24年3月期

東京, 5月11日, /AJMEDIA/

パナソニックホールディングス(HD)は10日、2024年3月期の連結純利益が前期比31.8%増の3500億円と、過去最高を更新する見通しだと発表した。電気自動車(EV)用電池を製造する米ネバダ工場が、米政府の補助金支給対象となり、純利益が1000億円押し上げられる。
 同工場には、25年3月期以降も同程度の補助金が交付されるという。24年度中の稼働を目指してカンザス州に建設中の新たなEV電池工場も補助金の対象となる見通し。昨年成立した米インフレ抑制法に基づく措置で、法律の効力が続く10年間補助金を受け取れる可能性がある。
 23年3月期連結決算は売上高が13.4%増の8兆3789億円、純利益は4.0%増の2655億円だった。

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