東京, 3月18日, /AJMEDIA/
ドジャースの山本が、開幕投手の大役を堅実にこなした。5回を3安打1失点、4奪三振。「日本人同士が投げるので特別な試合。自分の持っている力以上を出せるくらい頑張りたい」との言葉通り、相手先発の今永に負けずに力投し、白星をつかんだ。
直球に切れがあり、カブス打線を力で押し込んだ。一回、立ち上がりに四球を与えたが、続く鈴木を96.7マイル(約156キロ)で遊直に仕留めるなど後続を抑えた。二回に先制点を許したが、味方が五回に逆転すると、その裏は3人でぴしゃり。リードを保って降板した。
大リーグデビューは昨年3月。韓国で行われたパドレスとの第2戦で先発に抜てきされたが、1回5失点と役割を果たせなかった。しかし、不安を抱かせるスタートにも心は折れず、けがも乗り越えて7勝(2敗)をマーク。見事に結果で信頼を勝ち取った。
「失敗から学ぶことはすごく多い。大事な試合を落とした責任は大きい。少しでもプラスに変えて今季につなげたい」との思いで臨むメジャー2年目。まずは母国の日本で好発進した。