ドクターイエローを報道公開 来年1月に引退予定―JR東海

東京, 6月14日 /AJMEDIA/

 JR東海は14日、来年1月の引退を発表した東海道・山陽新幹線の点検用車両「ドクターイエロー」を東京駅(東京都千代田区)で報道公開した。

 ドクターイエローは鮮やかな黄色い車体が特徴の検査専用車両で、東京―博多間の検査を担う。運行日程が公表されていないため、鉄道ファンから「見ると幸せになれる」と親しまれている。1編成ずつを保有するJR東海とJR西日本が13日、それぞれ2025年1月と27年をめどに運用を終了すると発表していた。

 午前11時半すぎ、東京駅のホームにドクターイエローが到着すると、居合わせた利用客ら20人以上が先頭車両付近に集まり、カメラやスマートフォンで写真を撮っていた。

 自身も鉄道ファンの斉藤鉄夫国土交通相は、14日の閣議後会見で、ドクターイエローの引退について「非常に寂しい。新幹線の長い歴史で鉄道事業者に起因する死亡事故はゼロで、安全の根幹を成す一つの大きな柱だったと思う。ご苦労さまと声を掛けたい」と話した。

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