ドイツへの工場進出視野 海外売上高5割超目指す―TOTO社長

東京, 3月15日, /AJMEDIA/

 【フランクフルト時事】衛生陶器大手TOTO(本社北九州市)の清田徳明社長は13日、ドイツのフランクフルトで開催されている住宅設備見本市「ISH」の会場で時事通信の取材に応じ、同社を代表する商品の温水洗浄便座「ウォシュレット」の海外展開を進めるため、欧州での足掛かりとして重視するドイツへの工場進出も視野に入れていることを明らかにした。時期は明確にしていない。全体の売上高に占める海外比率も2030年までに5割超を目指すという。
欧州向け製品は現在、インドの工場で製造しているが、清田社長は「最終的には、その国で使用するものはその国で作る」との方針を語り、現地生産を検討していく考えを強調。ドイツを中心とする欧州市場では強固な地場メーカーに参入を阻まれてきたが、「順調に当社のファンを増やしている」と話し、足場固めに自信を示した。

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