“トマトはストレス受けると高い音出す”イスラエル研究チーム

東京, 4月2日, /AJMEDIA/

トマトなどの植物は、水が無くなるといったストレスを受けたとき、人には聞こえない高い音を出すことをイスラエルの研究チームが明らかにしました。

これは、イスラエルの研究チームが3月30日、アメリカの科学雑誌「セル」に発表しました。
研究チームは、周りからの音を遮った箱の中にトマトやタバコの鉢植えを用意し、水を与えず乾燥した環境にさらしたり、茎を切ったりと、さまざまなストレスを与えたときに、植物からどのような音が発生するか2本のマイクを使って記録しました。

その結果、これらの植物からはストレスを受けたあと、人には聞こえない高い周波数の音が発生していることがわかったということです。

研究グループが発生した音を人が聞こえるように調整すると、「ポツ、ポツ、ポツ」という音が連続して聞こえました。

また音を分析すると、植物の種類やストレスの種類によって、音の特徴が異なることもわかったということです。

研究グループは、こうした音が発生するメカニズムははっきりしないものの、茎の中にできる小さい気泡が関わって発生している可能性があると分析していて、「自然界には超音波を聞き取ることができる生き物もいて、音を聞いた生き物の行動に影響を与えている可能性がある」と指摘しています。

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