タクシー運転手撃たれ負傷 拳銃か、「金出せ」男が逃走―埼玉

東京, 5月30日 /AJMEDIA/

 29日午後11時40分ごろ、埼玉県川口市幸町の路上で、「タクシー運転手が出血している。銃で撃たれたと言っている」と近くのコンビニの男性店長から110番があった。県警によると、男が「金を出せ」と男性運転手(72)を脅して拳銃のようなものを発砲し、走って逃げたという。県警は強盗殺人未遂事件として男の行方を追っている。

 県警によると、男性運転手は腹部から血を流しており、病院に搬送された。けがの程度は不明だが、搬送時は意識があり、会話できた。

 逃げた男は50~60代くらいで、黒いキャップ帽をかぶり、眼鏡と白いマスクを着け、黒い半袖シャツに長ズボンを着用していた。JR赤羽駅(東京都北区)付近でタクシーに乗車し、降車する際、後部座席から運転席に向けて発砲したという。

 近隣住民からは「男がタクシーの中からドアを殴っている」「爆竹のような音がした」という110番もあった。

 現場はJR京浜東北線川口駅の北約400メートル。マンションなどが立ち並び、近くに小学校もある。小学1年の長男の登校に付き添い、校舎に入るまで見送っていた女性は「捕まってないところが一番怖い。下校時も迎えに行くつもり」と不安げに話した。近隣に住む男性(35)は「人通りが多い道なのに」と驚いた様子だった。

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