東京, 10月11日, /AJMEDIA/
ソフトバンクの工藤公康監督(58)が今季限りで退任する意向を固めたことが10日、複数の関係者への取材で分かった。就任7年目の今季が契約最終年だが、現在4位と低迷。クライマックスシリーズ進出は難しい状況になっている。
工藤監督は秋山幸二氏の後任で2015年から指揮を執り、同年にリーグ優勝と日本一。短期決戦で無類の強さを発揮し、17~20年はパ・リーグ球団の新記録となる4年連続の日本一に輝くなど、昨季までの6年で5度の日本シリーズ制覇に導いた。その年に最も功績があった監督、選手らに贈られる正力松太郎賞は昨年まで3年連続で選ばれるなど、選手時代を含め計5度受賞。16年には野球殿堂入りした。
名古屋電気高(現愛工大名電高)からドラフト6位で1982年に西武入りし、11度のリーグ優勝、8度の日本一を経験。ダイエー(現ソフトバンク)、巨人でも計3度の日本一に輝いた。通算成績は実働29年で224勝142敗3セーブ。ソフトバンク監督としては552勝375敗41分け。(成績は10日現在)。