ソウルで雑踏事故、151人死亡 ハロウィーン人出の梨泰院―狭い路地に殺到、70人超負傷・韓国

東京, 10月30日, /AJMEDIA/

韓国・ソウルの繁華街、梨泰院の狭い路地で29日午後10時15分(日本時間同)ごろ、群衆が折り重なるように倒れる事故があり、消防当局は30日、151人が死亡、82人が負傷したと明らかにした。うち重傷者は19人。梨泰院には、31日のハロウィーンを前に多くの人が集まっていた。死傷者の多くは若者という。
 有名人が訪れた居酒屋に多数の人が殺到して事故が起きたとも報じられている。消防当局は外国人の死者19人も含まれていると説明したが、日本大使館によれば、日本人が巻き込まれたとの情報は入っていない。
 この日は約10万人が梨泰院を訪れたとされ、各所でハロウィーンのイベントが行われていた。市民が撮影した映像によると、事故当時はおびただしい数の人がひしめき合っていた上、現場は下り坂。聯合ニュースは、前の人が転び、続く人が次々と折り重なったという目撃情報を伝えた。
 尹錫悦大統領は30日、国民向けに談話を発表し、「心が重く、悲しみをこらえ難い」と犠牲者の冥福を祈るとともに、遺族への哀悼の意を表明。事故対応が一段落するまで「国家哀悼期間」と定め、国政の最優先課題とすると強調した。その上で、事故原因の究明と再発防止に努めるとともに、ハロウィーンだけでなく地域のイベントを含め安全対策を総点検する考えを示した。その後、事故現場を視察した。

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