ジオテクノロジーズ、街中の写真に価値がつくポイ活アプリ「GeoQuest」–地図整備に活用

東京, 6月10日 /AJMEDIA/

 地図検索サイト「MapFan」などを手がけるジオテクノロジーズは6月10日、Photo to Earnアプリ「GeoQuest(ジオクエスト)」の提供を開始。ユーザーがお出かけついでに“ながらポイ活”できる完全無料のアプリで、ビルやコインパ-キングを撮影してマイルを入手できる“撮った写真に価値がつく”サービスとなっている。

 GeoQuestでは、街中にあるビルの名称やコインパーキング、矢印信号機、EV/充電ステーション、郵便ポスト、公衆トイレなど30種類以上の施設が「クエスト」として提示。ユーザーは実際にクエストの場所に行き、写真を撮影して投稿することでマイルがもらえる仕組みとなっている。

 1日5クエストまで投稿が可能となっており、付与されるマイルは1クエストあたり500~5000マイルで、クエストによって異なる。リリース時点では、1日最大2万5000マイル獲得が可能で、交換先によって異なるが、250円相当の現金や他社ポイントと交換できる。貯めたマイルはポイ活アプリ「トリマ」と連携することで、現金やdポイント、Amazonギフトカード、Vポイント、Pontaポイント、PayPayマネーライトなど30種類以上の他社ポイント等に交換することが可能となっている。またGeoQuestは完全無料で運営し、広告も表示しないという。

 同社では、約30年にわたってデジタル地図を提供し、整備を続けているという。デジタル地図はインフラ化しつつある一方、日々の変化によって地図の整備や更新には、日本全国の道路や建物、店舗の開店や閉店情報などのあらゆる情報を収集するために多くのコストがかかっていると課題を挙げる。

 同社でも生成AIなどの先端技術を駆使し、地図整備の効率化や自動化を進め、低コストで高品質の地図データを提供するべく取り組んできたという。そんななかでも、道路や標識などの情報収集は独自開発の走行調査システムを用いて日本全国を走行調査を行い、ビル名やコインパーキングなどの施設情報の収集は、調査員が現地に行って写真撮影するなど、人力での調査が必要になっているという。

 こうした状況を背景に、より多くのリアルタイムな情報をスピーディに地図に反映することを目的とし、ユーザーから情報を投稿してもらい、お礼にマイルというかたちで還元するGeoQuestを企画したとしている。将来的にはGeoQuestにゲーミフィケーション要素を追加し、楽しみながら情報投稿できる機能の開発を行うとともに、ユーザー投稿型の情報収集の仕組みを、行政やインフラ企業などに向けてビジネス展開することも想定しているという。

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