シフィオンテク、感動の3連覇 涙の激闘で深めた自信―全仏テニス

東京, 6月9日 /AJMEDIA/

 重圧から解放されたシフィオンテクは軽やかにステップを踏んだ。女子シングルス決勝を1時間8分で完勝し、圧巻の3連覇。「感動的な大会だった」。表彰式でポーランド国歌が流れると、感極まった表情になった。

 磨いてきたサーブは最速193キロ。ストローク戦ではコースを突き、圧倒した。四大大会決勝は5連勝。23歳にして女子テニス界をけん引するスターの風格も漂う。

 大坂なおみ(フリー)との2回戦はマッチポイントをしのぎ、3時間近い激闘で勝利。試合後は敗退を覚悟した感情があふれ、涙を流した。「ベストを尽くすことが常に最善の解決策」。崖っぷちからはい上がって自信を深め、3回戦以降は全てストレート勝ちした。

 前哨戦のマドリード・オープン、イタリア国際を含めたクレー3大会を制覇。成長を続ける「赤土の女王」は、パリ五輪でも金メダルに最も近い存在だ。

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