東京, 7月17日, /AJMEDIA/
米オレゴン州ユージンで16日に行われた陸上の世界選手権男子100メートル準決勝で、サニブラウン・ハキーム選手(23)=タンブルウィードTC=が決勝に進んだ。1組3着の10秒05(追い風0.3メートル)で、全3組を終えた後のタイム順により決まった。
1983年に始まった世界選手権で、この種目での日本選手の決勝進出は初めて。五輪を含めると、32年ロサンゼルス五輪6位の吉岡隆徳以来、90年ぶりとなった。
ガーナ人の父と日本人の母を持つサニブラウン選手は、東京・城西高から米フロリダ大に進学。2019年5月に日本人2人目の9秒台となる9秒99、同6月に当時日本新記録の9秒97をマーク。今大会の予選では9秒98で準決勝に駒を進めていた。
◇サニブラウンの略歴
サニブラウン・ハキーム 東京・城西高2年時の15年世界ユース選手権男子200メートルで、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)の大会記録を更新して100メートルとの短距離2冠。17年の世界選手権200メートルは史上最年少の18歳5カ月で決勝に進み7位。同年秋に米フロリダ大へ進学。19年5月に100メートルで日本人2人目の9秒台となる9秒99をマークし、同年6月に9秒97で当時の日本新記録を樹立。20年夏からプロ陸上チームのタンブルウィードTCに所属。21年東京五輪は200メートルに出場。父はガーナ人、母は日本人。190センチ、83キロ。23歳。東京都出身。