クレカ不正被害、過去最悪 「巣ごもり」背景、フリマでも

東京, 7月04日, /AJMEDIA/

クレジットカードの不正利用に歯止めがかからず、被害額は過去最悪となった。新型コロナウイルス禍で「巣ごもり需要」が高まり、インターネット通販の利用急増が背景にあり、被害はフリーマーケットサイトなどにも広がっている。
クレカ不正利用、436億円 過去最高、番号盗用が主流―22年

 日本クレジット協会によると、2022年の被害額は前年比32.3%増の436億7000万円。1997年の調査開始以来、最悪となった。
 カードの不正検知に取り組む企業「かっこ」(東京都港区)によると、ゲーム機や家電製品など人気商品は特に狙われやすく、通販サイトやフリマなどで不正購入が相次いで確認されている。
 男女5人が逮捕された今回のフリマ詐欺事件でも、他人名義のカードが繰り返し使われた。商品を架空出品し、他の共謀者が購入者として他人名義のカードで決済しサイト事業者から代金をだまし取る手口もあった。同社の担当者は「出品者側と購入者側が共謀関係にある例はあまり聞いたことがない。手口が巧妙化している」と指摘する。
 不正利用による決済は、期限内であれば取り消すことができる。同社の担当者は「小まめに利用明細を確認し、被害があった際はカード会社に早めに連絡することが重要だ」と話した。

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