クアッド、来年は日本開催 同盟国連携に中国不快感―米高官

東京, 11月20日, /AJMEDIA/

米国家安全保障会議(NSC)でアジア政策を統括するキャンベル・インド太平洋調整官は19日、日米、オーストラリア、インド4カ国の連携枠組み(クアッド)の会合について、「日本が来年開催することで合意している」と明らかにした。首脳会議を念頭に置いているとみられ、開催時期は今後調整していく方針。米シンクタンクのウェブイベントで語った。
 クアッド首脳会談が早期に実現すれば、バイデン米大統領の初訪日の機会になる可能性がある。
 バイデン氏は9月、対面で初となるクアッド首脳会議をワシントンで開催。台頭する中国への対抗を視野に、自由で開かれた国際秩序を重視する民主主義国の結束を強調した。各国首脳は、首脳会議を毎年定例化することで合意していた。
 また、キャンベル氏は、米英豪3カ国の新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」に関し、「開かれた構造だ」と述べ、「アジアや欧州の国がやがて参加する」との見方を示した。
 キャンベル氏は、米国がクアッドやAUKUSなどで同盟国や友好国と連携を深めていることに絡み、「習近平国家主席は(15日の米中首脳会談で)、米国がしていることで中国は胸焼けを起こしていると表明した」と語った。

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