ガザ人道地域空爆、25人死亡 イスラエル首相、対米批判を正当化

東京, 6月22日 /AJMEDIA/

イスラエル軍は21日、イスラム組織ハマスとの交戦が続くパレスチナ自治区ガザの最南部ラファなどで攻撃を続けた。ロイター通信によると、イスラエルが「人道地域」に指定した南部マワシ地区で避難民のテントが空爆され、25人が死亡。地元紙ハーレツによればイスラエル軍は関与を否定したが、調査を続けるとしている。

 イスラエル軍は16日にガザ南部の一部地域で軍事作戦の時限的な停止を発表。ただ、AFP通信によれば、世界保健機関(WHO)当局者は「人道支援物資搬入への効果は見られない」と述べており、人道危機の改善につながるかは見通せない状況だ。

 米ニュースサイト「パンチボウル」は21日、イスラエルのネタニヤフ首相へのインタビューを公開。ネタニヤフ氏は、米国からイスラエルへの武器弾薬の供給が一部停止していると不満を表明したことについて「静かに対話をしても解決しなかったため、公にする必要があった」と発言を正当化した。

 ネタニヤフ氏は、米国からの供給減少を巡り「数カ月前から大きな問題が見え始めた」と指摘。バイデン米大統領らと協議を重ねても進展がなかったと主張し、武器供与の継続が「ハマス壊滅やレバノンでの全面戦争防止のために不可欠だ」と訴えた。

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