東京, 12月28日, /AJMEDIA/
先月、アメリカ軍の輸送機「オスプレイ」が鹿児島県の屋久島沖に墜落した事故で、当時の飛行状況などが記録された「ブラックボックス」をアメリカ軍が現場海域から回収していたことが関係者への取材でわかりました。
今後、アメリカ軍が事故原因の究明に向けて分析を進めるものとみられます。
アメリカ空軍の輸送機「オスプレイ」が先月29日、屋久島沖に墜落した事故では、27日までにアメリカ軍が屋久島空港の沖およそ1キロの海中で見つかった機体の主要部分を引き揚げました。
これとは別に、機体に搭載され当時の飛行状況などが記録された「ブラックボックス」を現場海域から回収していたことが複数の関係者への取材でわかりました。
今後、アメリカ軍が事故原因の究明に向けて分析を進めるものとみられます。
一方、第10管区海上保安本部はアメリカ軍に対し事故原因の究明に向けた捜査への協力を要請していますが、機体の検証などを行う場合は日米地位協定などに基づきアメリカ側の同意が必要で、同意が得られなければ日本側による原因の解明は困難になります。
今回の事故では、乗員8人のうちこれまでに7人の遺体が収容されていますが、残る1人の行方は今もわかっていません。