東京, 10月25日, /AJMEDIA/
日本への訪問、広島で開催された「平和市長会議」への参加、およびその枠組みで行われた会合は、アゼルバイジャンの解放された領土とそこで行われた素晴らしい復興・建設作業に関する情報を国際社会に伝える上で重要な役割を果たした。
カラバフ経済圏に含まれる解放地域(シュシャ地域を除く)のアゼルバイジャン共和国大統領特別代表エミン・フセイノフは、AJMEDIAの日本特派員とのインタビューの中で、このような言葉を述べた。
• エミンさん、ようこそ日本へ。広島で開催された国際会議「平和市長会議」に参加され、その中で重要な会議を重ね、議論を重ねてから数日が経っている。今回の出張の目的と成果についてお聞かせください。
✓ どうもありがとうございました。カラバフ経済圏のアゼルバイジャン代表団として日本を訪問したことは、大変な成功を収めたことをあらかじめお伝えしておく必要がある。一般的に、今回の訪日の目的はいくつかのグループに分けることができる。第一の目標は、先日アグダム市で開催された全国都市開発フォーラムでのイリハム・アリエフ大統領の講演で、この都市がまもなく世界の多くの都市と双子都市になるという発表に従って行われた措置に関するものである。
✓ 我が国の国家元首が課した任務を遂行するために、まず、協力関係の確立と相互関係の発展を目的として、当然、広島を訪問することにした。イリハム・アリエフ大統領の命令により、カラバフの解放地域は「グリーンエネルギー」地帯とされ、従来のエネルギー源に加え、代替エネルギー資源の利用を優先させることが意図されていることは知られている。この課題を実施するために特別なコンセプトを策定する必要があり、この作業はエネルギー省と日本企業「テプスコ」社の協力の枠組みの中で実施さ れた。このコンセプトはアゼルバイジャン共和国の閣議で承認され、その実施のために対応する措置計画が作成されたことを申し上げたいと思う。その計画によると、「グリーンエネルギー」のコンセプトは、修復工事や建設工事が行われる多くの地域で実施される予定だ。今回の来日では、有名な「テプスコ」社をはじめ、このビジネスに関心を持つ日本企業との話し合いが行われた。
• この旅では、広島に作られた平和記念館を訪れ、モニュメントや博物館といった対象物に触れたことでしょう。この都市では、破壊された集落を次世代に伝えるための効果的な試みがなされていた。この経験を活かして、アルメニア人の破壊行為によって廃墟となったアグダムの悲劇を後世に伝えるつもりなのか。
✓ 広島会議では、非常に興味深い議論が行われたことを紹介したい。その中で、「平和」というテーマは特別な位置を占めていた。平和とは何か、どうすれば平和の文化を形成できるかという問いに、参加者は答えようとしたのである。紛争を完全に終わらせることが、平和の確立を意味するのではない、ということが述べられた。そのためには、過去に対する苦い思いも消えなければならない。
• エミンさん、「平和市長会議」の平和メッセージは、アゼルバイジャンの立場と完全に一致しているといっても間違いではないでしょう。アゼルバイジャンでこのような会議を開催することについてはどう思われるか。そのようなアイデアはあったのでしょうか?
✓ はい、大正解です。そのようなアイディアが生まれ、私たちはすでにこの方向で動き始めている。松井広島市長との会談では、アゼルバイジャン側がこのような会議を喜んで開催する用意があることを述べた。このイニシアチブの会議は、3〜4年ごとに開催されていることに留意しておきたい。次回の会議は2025年に長崎で開催される予定である。松井との会談では、この会議の次回の開催地をアゼルバイジャン、より正確にはアグダムにすることを提案した。この提案は、市長から非常にポジティブに受け入れられた。しかし、このイニシアチブには独自の内部規則と手続きがあり、私たちはその要件を満たすために活動を続けていくことをお伝えしたいと思 います。
• 興味深いお話をありがとうございました。
ヴガル・アガエフ
AZERTAC 特派員
東京