東京, 10月07日, /AJMEDIA/
【クラーニ(スロベニア)時事】欧州連合(EU)のミシェル大統領は6日、スロベニア北西部クラーニで開かれたEU首脳会議後の記者会見で、欧州で深刻化しているエネルギー価格高騰について「より共通したアプローチを取る政治的余地がある」と語り、加盟国共通の対策を検討する考えを示した。
欧州委員会は、家計などへの影響抑制に向けてEUや加盟国が実施可能な対策案を13日に示す予定。これを踏まえ21、22両日にブリュッセルで開く次回の定例EU首脳会議で本格的に議論する。
EUでは約9割を域外から輸入している天然ガスの急激な価格上昇が電気やガス料金の大幅値上がりを招いている。景気回復腰折れへの懸念が広がる中、今回の首脳会議では一部加盟国からEUレベルでの対応を求める声が上がっていた。