ウクライナ問題、対立解消できず NATOとロシアが協議

東京, 1月13日, /AJMEDIA/

北大西洋条約機構(NATO)は12日、ロシアとの政治対話の枠組み「NATO・ロシア理事会」をブリュッセルの本部で開き、ロシア軍の国境付近集結で緊迫するウクライナ情勢をめぐり協議した。NATOは緊張緩和を迫り、ロシアが求める東方不拡大の法的保証も拒否した。対立解消への具体的進展はなく、10日の米ロ間対話に続く直接協議は再び平行線に終わった。
 ストルテンベルグ事務総長は終了後に記者会見し、「NATOとロシアには大きな相違がある。乗り越えるのは容易ではない」と語った。ただ、ロシアとの対話再開は「前向きなサインだ」と指摘。緊張緩和策や軍縮策について協議継続を図る方針を示した。
 NATO・ロシア理事会の開催は2019年7月以来。ロシアのグルシコ外務次官とフォミン国防次官のほか、シャーマン米国務副長官らが参加した。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts