ウクライナに長期の安保支援 将来の侵略を抑止―G7、共同宣言で初の誓約

東京, 7月13日, /AJMEDIA/

【ビリニュス時事】先進7カ国(G7)は12日、ウクライナに対する永続的な安全保障上の支援を掲げた共同宣言を発表した。ロシアの侵攻を許した反省を踏まえ、将来の侵攻の再発を抑止する。長距離ミサイルや戦闘機など近代的な防衛装備品の供与を続けるなどし、ロシアに対抗できる持続的な防衛力を確保する。
ゼレンスキー氏「会議は成功」 不満から一転

 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議が開かれているリトアニアの首都ビリニュスで、G7首脳とウクライナのゼレンスキー大統領が合意した。G7が特定の国に安全保障に関する誓約を与えるのは初めて。
 G7議長の岸田文雄首相は、「われわれの連帯は決して揺らぐことはない」と強調。バイデン米大統領も「G7の支援は限りなく続く」と述べた。ゼレンスキー氏は「ウクライナの安全保障上の勝利だ」と歓迎した。
 共同宣言はウクライナを軍事的、経済的にどう支援していくかについて定めた。G7がウクライナの安全を「保証」するのは、同国のNATO加盟までの「つなぎ」の意味合いが強い。軍事支援で憲法上の制約がある日本も可能な範囲で加わる。

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