ウクライナとロシア 双方の無人機による攻防が激化

東京, 10月04日, /AJMEDIA/

ウクライナでは連日、ロシア軍による無人機の攻撃が相次ぐ一方、ウクライナ側もロシア西部のミサイル工場に対して、無人機による攻撃を行ったと発表し、双方の無人機による攻防が激しくなっています。

ウクライナ軍の参謀本部は3日、東部ドネツク州の激戦地バフムトや、南部ザポリージャ州の主要都市メリトポリに向けて反転攻勢を続けていると発表し、アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は、前線でウクライナ側にやや前進の動きがみられるという見方を示しています。

一方、南部ヘルソン州では2日、ロシア軍による砲撃で教育施設や教会などが攻撃され、地元の知事によると、少なくとも2人が死亡、7人がけがをしたということです。また、ウクライナ空軍は3日、ロシア軍が無人機31機と巡航ミサイル1発の攻撃をしかけてきたと発表しました。

そのほとんどを撃退し、死傷者はいないということですが、東部ドニプロペトロウシク州では、民間企業で火災が発生したということです。

ウクライナ空軍のイグナト報道官は、地元メディアに対して、無人機の攻撃が相次いでいるとして、「空と領土をさらに強力に守るための手段が欠けている」と述べ、防空システムのさらなる強化が必要だと訴えました。

一方、ウクライナ国防省の情報総局は2日、ロシア西部スモレンスク州の軍事企業の施設に対して、無人機4機による攻撃を行い、そのうち3機が命中したとSNSで発表しました。

この工場では、ロシア軍がウクライナへの攻撃で使用するミサイルが生産されているとして「生産能力に深刻な損害を与えた」と主張しています。

ロシア側は、無人機攻撃があったが防空システムによって撃墜し、けが人や被害はないとしています。

ロシアとウクライナ双方で、前線だけでなく無人機による攻防も激しくなっています。

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