東京, 8月20日 /AJMEDIA/
中東歴訪中のブリンケン米国務長官は19日、米国が先に提示したパレスチナ自治区ガザの停戦に向けた「橋渡し案」について、イスラエルのネタニヤフ首相から支持を得たと明らかにした。同首相と会談後、記者団に語った。ブリンケン氏はイスラム組織ハマスが「同じ事をする責務を有する」と述べ、ハマスに橋渡し案の受け入れを迫った。
ロイター通信によると、ブリンケン氏はネタニヤフ氏との会談は「非常に建設的だった」と総括。その上で「当事者が米国やエジプト、カタールの助けを得て、共に歩み、この合意の下で約束したことを履行する」プロセスを完了させる必要があると述べた。
ただ、ハマス側は既に米案に懐疑的な見方を示している。ハムダン幹部はロイターに対し、イスラエルが受け入れたという米国案は「われわれに提示され、われわれが同意したものとは違う。多くの曖昧な要素が含まれている」と批判した。
停戦交渉はカタールで15、16両日に開かれたが、米国の新提案以外、目立った進展はなかった。今週中にエジプトの首都カイロで再開される予定で、ハマスが歩み寄りを見せるかが焦点だ。