イスラエル、ヒズボラ司令官殺害 昨年10月以降で最高位か―レバノン

東京, 6月12日 /AJMEDIA/

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは11日、同国南部でイスラエル軍の攻撃によって現場司令官が死亡したと主張した。AFP通信によると、昨年10月にイスラム組織ハマスに呼応して対イスラエル攻撃を激化させて以降、ヒズボラで殺害された最高位の人物という。

 ヒズボラが強く反発し、イスラエル・レバノン国境地帯で戦闘が激しくなる恐れがある。イスラエル軍は声明で、12日午前にレバノンからロケット弾など約90発が撃ち込まれ、一部を迎撃したと発表。イスラエルのメディアは、昨年10月以降ではヒズボラによる最大規模の攻撃だと伝えた。

 殺害された司令官は、後ろ盾イランの精鋭「革命防衛隊」の対外工作部門を率い2020年に米軍の空爆で殺害されたソレイマニ司令官とも交流があったとされる。

 ヒズボラはイスラエルに対し、ドローンやロケット弾などで越境攻撃を続けている。イスラエル軍は、レバノン南部からの攻撃が11日には約50回に上るなど激しさを増していると主張。「ヒズボラはテロ施設を民間地域に潜ませ、市民の安全を脅かしている」と非難した。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts